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関西聚

理事長就任のごあいさつ

樹木・環境ネットワーク協会 理事長 清水 善和
(2017年6月3日 定例総会における就任あいさつより)

 このたび樹木・環境ネットワーク協会の理事長に就任いたしました、駒澤大学の清水善和と申します。 協会とは、20年前に後輩の片山先生*に声をかけられて、 グリーンセイバー検定の立ち上げにテキスト作りから携わったのをきっかけに、 20年間、検定委員として主に検定制度に関わってまいりました。 このたび、検定制度から誕生したグリーンセイバーマスターの方々が多く理事として加わり、 協会をけん引していかれると聞き、私も応援しなければという気持もあり、 微力ではありますが理事長をお引き受けすることにいたしました。

 この協会には、20年間で築き上げてきた4つの財産があると思います。 ひとつめは検定に合格された約3500人のグリーンセイバーの方々。 ふたつめが13か所のフィールドとそこでの活動実績。 3つめがその中で培われてきたノウハウ。 最後が、他の団体や行政、企業の方々とのつながり、人脈です。 まずはこれらの実績、財産をしっかり継承しながら、 現状にそぐわない面をヴァージョンアップしつつ、 これからの20年に耐えられるものにしていくことから始めたいと思っています。

 3月に一般の方々にグリーンセイバー検定を紹介するガイダンスがあり、 私も東京の会場に出席したのですが、雨模様にもかかわらず、 会場がいっぱいになるほどの盛況でした。 特に若い人が多かったのが印象的で、 世の中がいろいろな意味で厳しくなっていく中で、 自然と向き合って人間らしい生活をしたいという欲求が、 若い人を中心に強くなっているのではないかという印象をうけました。 そういう点ではこの協会、またグリーンセイバー検定の存在意義は、 ますます重要になっていくのではないかと感じています。

 私は40年間、小笠原に通って研究をしてきました。 同時にガラパゴス諸島もずっと見続けてきましたが、 どちらの島でも子どもたちの環境教育に非常に力を入れています。 島で生まれ育った子どもたちが今ちょうど成人になって、 島の自然を誇りに思いながら、それぞれの島で社会づくり、 町づくりをするようになってきたところです。 当協会でも次の20年間を考えた時に、若い世代の育成に力をいれて、 今後の協会を支えられるようにしていけたらと感じています。

 非力ではありますが、 皆さんのお力を借りながらやっていきたいと思いますので、 どうかよろしくお願いいたします。

*片山雅男先生:夙川学院短期大学児童教育学科教授、当協会理事、グリーンセイバー検定委員



清水善和

駒澤大学総合教育研究部教授。京都大学大学院修了。理学博士。専門は植物生態学。1976年より小笠原を主な研究フィールドとして、植物や植生の分布、進化、生態の研究を行ないながら、小笠原の自然の保護・保全活動に取り組む。大洋島の小笠原、ガラパゴス、ハワイなどの事例を比較することで、大洋島における植物の生態や進化の一般性と特殊性(地域性)を探求。「ハワイの自然-3000万年の楽園」(古今書院)、「小笠原諸島に学ぶ進化論」(技術評論社)など著書多数。「グリーンセイバー・マスター」テキストのコラム2、3、4、5には小笠原の事例紹介がある。

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