企業とNPOとの協働

東京都との協働活動 海の森づくりプロジェクトへの支援 2008年~

東京都では、現在ごみの最終処分場として使われていた、東京湾の中央防波堤内側埋立地約88haを、海に浮かぶ緑の公園として整備を行っています。「長い年月をかけながら、市民、企業、NPO等など様々な人たちが協働してつくりあげる」という活動方針のもとで、たくさんの皆さんが手を携え、苗木づくりから植樹・育成、公園の運営管理などを行っています。

※東京都 海の森プロジェクトについてはこちら

当協会では、東京都が海の森づくりを開始した年から、特に海の森づくりのコンセプト『協働』の活動を進めために必要な各主体のニーズやシーズを反映した運営体制の構築や、相互のコミュニケーションを図りながら協働による環境活動・イベントを東京都や様々な主体と協力しながら展開しています。

みんなでつくろう海の森プロジェクト 2015年7月

海の森は、平成20年から市民による植樹が行われ、約20万本の樹木が植えられています。
海の森は潮風や強風が吹くため植物にとっては決してよい環境とはいえません。そのため、苗木がより健やかに育つよう、人が手を加えて、木々が育ちやすい環境をつくっていくことが必要となります。

そこで、海の森に様々なかたちで関わったことのある企業や活動主体の皆様を対象に、植樹した苗木が育ちやすい環境づくりとして必要な作業を、海の森のコンセプトである市民参加、協働のかたちで行いました。将来育樹活動の一部を市民参加で展開することも想定し、作業内容や構成、定員などを検討する有効なデータ構築もかねて実施したいと考えています。
未来につながる海の森でのはじめての取り組み、ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!

海の森 樹林地の現状


1)対象ならびに参加条件

【対象】 過去に植樹あるいは海の森での取り組み参加実績のある企業の社員(あるいは御家族)
100名程度(1団体上限8名まで)
【参加費】

海の森倶楽部会員企業、または樹木・環境ネットワーク協会法人会員 一人1000円
その他一般企業・団体 一人2000円

※参加費内訳・・・ボランティア保険代、資材レンタル代、バスレンタル代等

2)実施概要

【実施日】 7/25(土) 9:30  東京テレポート駅集合/13:45 東京テレポート駅解散
【実施概要】

※実作業・・・10:15~12:00/午後は意見交換の時間
9:30 東京テレポート駅集合 (9:45 バスにて海の森へ移動)
10:00 現地到着 開会式
10:15 作業開始 (以下作業メニュー案)
植樹後4年経った樹林地のつる性植物の除去 地表面ならびに樹木上部を中心に、
植樹後1~3年の樹林地の外来植物の駆除、播種後1~2年のポット苗木の管理
12:00 昼食
12:45 意見交換 作業についての感想等を聞く時間を設ける。
13:20 閉会式
13:30 東京テレポート駅へバス移動解散 (13:45 駅解散)

第29回全国都市緑化フェア 海の森会場 イベント
「海の森あおぞら工房」「海の森探検ツアー」 2012年~

東京都では、協働の森づくりへの実現の第一歩となる、企業やNPOなどとの協働による環境イベントを9/28から1カ月間開催された第29回全国都市緑化フェアTOKYOの主催イベントとして、新たに開催しました。当協会ではこれまでの海の森での活動実績をうけ、東京都より依頼を受けて2つの環境イベントの運営事務局となり、14の協賛企業・団体の皆様とともに企画、準備運営を行いました。
 ※本活動は現在、海の森倶楽部会員事業『あおぞらフェスタ』として継続開催しています。

主催 東京都港湾局
協賛 18団体 *50音順
キャノンマーケティングジャパン株式会社、公益社団法人 国土緑化推進機構、
認定NPO法人 樹恩ネットワーク、積水化学工業株式会社、
東京エレクトロン株式会社 ガーデニングクラブ、東京硝子器械株式会社、
東京ガス株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社トンボ トンボ学生服、パタゴニア、
株式会社パラッツオ東京プラザ、日興アセットマネジメント株式会社、
株式会社日水コン、日本交通株式会社、前田建設工業株式会社、若築建設株式会社、株式会社ローソン、海の森苗木ボランティア、
運営事務局 NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会

(1)海の森 探検ツアー

日時:2012年10月14日(日)、21日(日)  
対象:小学生1~3年生とその保護者 各回100名  

【ねらい 伝えたいこと】
○海の森がかつては海で埋め立て地であることと、将来どのような生き物が
  集う森となり、どんな利用が図られるか
○海の森を例に市民の生活圏内にある身近な緑地が生き物の暮らしにとって大切な場所であること
○生き物同士のつながりや、森をつくることによって育まれる、たくさんの生き物の命について
【内容】
『海の森探検家』として地図片手にグループごとに海の森を探検
・指令に従い調査し、木の不思議や森が育む生きものの暮らしについて学ぶ。
※東京都の海の森専用サイト 報告はこちら

(2)海の森 あおぞら工房

日時:2012年9月29~10日、10月6~8日、10月26~28日
(植樹まつり日、海の森特別公開日の8日間)

対象:海の森予定地を訪れた方 8日間の延べ参加者数 1147名
【ねらい 伝えたいこと】
○「リサイクル」「市民参加」といった海の森づくりの特徴について
○森づくりの過程で生じる間伐材はゴミにせず、今回のお土産制作に使うなど有効的に活用すること
【内容】
海の森を訪れた人たちが、海の森や東京都産の間伐材を活用した海の森のオリジナルのお土産作りを行うクラフト工房のブース運営

日本経団連自然保護基金助成事業
「協働による海の森づくり」の構築 2008-2011年

海の森づくりのコンセプト『協働』の活動を進めるには、各主体のニーズやシーズを反映した運営体制の構築や、相互のコミュニケーションを図る場が必要です。

当協会では2008年から2011年の間、日本経団連自然保護基金を活用し、組織の垣根を越え効果的かつ継続的な森づくりを行うために必要な運営体制や活動プログラムの確立を目指して、大学や他のNPO、企業や市民の皆様に協力いただきながら海の森づくりに関する以下の様々な協働活動をモデル的に試行、その有用性や課題を取りまとめて東京都に提案、海の森づくりに貢献しました。

協働の森づくりプロジェクトの報告書をご希望の方は東京事務局までお問い合わせください。

(1)海の森 苗木づくりメンバー間のネットワークづくり

海の森団体苗木作りボランティアメンバーとして参加、円滑に苗木づくりのための参加団体間の情報共有やコミュニケーションの構築を目指した交流会の新規開催、苗木作りマニュアル集を作成しました。

(2)海の森 植樹指導マニュアルづくり

東京都が例年開催する植樹祭で、植樹に不慣れな一般参加者も安全に円滑に作業ができるように、植樹リーダーの指導マニュアルや説明用教材への提案、制作を行いました。

(3)市民参加の植樹地の育樹活動メニューの検討

現在植樹した苗木を次のステップとして間伐や下刈など育樹管理を行うことを見越し、どのような活動メニューや道具が安全かつ効率のよい活動ができるか検討するために、市民参加の下刈活動をモデル開催しました。

(4)協働のしくみづくりのための交流会・意見交換会

企業、行政、NPO、大学等を対象とした、海の森づくりへの理解を深める現地見学会の開催や、協働の海の森づくりの運営体制や活動内容、しくみ作りについて話し合う懇話会や意見交換会を開催しました。
 2008年6月 『海の森計画地の現地見学会・シンポジウム』日本経団連自然保護協議会との協働  
 2009年11月 『海の森を知り・未来を考える交流会』企業・大学・NPOとの協働  
 2010年4月 『海の森植樹・海の森の未来を考えるワークショップ』企業との協働   
 2011年3月 『協働による海の森での活動について(アンケート・意見交換会)』企業との協働

2010年4月 海の森植樹・海の森の未来を考えるワークショップ
   15企業42名の方に参加いただき、植樹体験と現地見学の後、テーマ別に企業の立場から
   海の森のなかで取り組みたいと思う活動やテーマ、その実現に向けた具体的手法をまとめて発表

(5)市民参加による生き物調査プログラム

植樹に海の森予定地の自然環境がどのように変化したか、生物への影響を把握するための基礎情報を構築する一助として、現地の生き物調査を行いました。(2009~2010年) さらに、植樹以外の手法で海の森への興味や活動への参加意欲を促すとともに、身近な自然環境について関心をもってもらうための海の森でのプログラム構築を目指し、親子の市民を対象とした現地の生きもの観察や調査プログラムをモデル開催しました。 2011年9月23日「海の森で出会う今・むかし」  都内26家族72名の親子が参加

(6)植樹地の二酸化炭素吸収量調査

海の森づくりによる植樹活動により、二酸化炭素固定にどの程度貢献するかを具体的数値として提示することができれば、取り組みの成果や自然環境に対する影響を数値化・みえる化できるため、より多くの方へ取り組みの成果をわかりやすく伝えやすくなります。そこで東京農業大学造林学研究室、佐藤明教授に協力いただき、植樹苗木を選定し、樹木の二酸化炭素の吸収量調査を実施しました。

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